昆虫採集といえば夏のカブトムシやクワガタの印象が強いかもしれませんが、
秋も昆虫採集を楽しむことができます。
そこで、マツムシはどうでしょうか?
鳴き声を聞きながら秋の夜長を楽しむのも良いですよ。
今回はマツムシを捕まえるためオススメの場所は必要な物、つがいで飼いたい人のためにオスとメスの見分け方や捕まえ方を紹介していきたいと思います。
マツムシを捕まえるならここに行く!
マツムシは、本州(東北南部より南の地域)、四国・九州に生息しています。
また沖縄及び近隣諸島には、オキナワマツムシという近似種も生息していますよ。
ちなみに8月中旬~11月下旬にかけて活動しています。
実際にマツムシはどのような所が捕まえやすいのでしょうか?
湿地ではなく日当たりの良い草地を好んで生息しています。
特にススキやイネ科の植物が育っている河川敷や海岸線、高速道路沿い、線路沿いなどで主に生活しているようです。
体の色は枯れ葉や枯れ草に合わせた保護色ですが、実際に生活をしているのは生きた元気な草の上が多いです。
次にマツムシを捕まえるために必要な物を紹介していきましょう。
マツムシを捕まえるためには何が必要?
まずは、虫捕り網と虫かご!
せっかく見つけたマツムシを逃がさないようにするためにも網とカゴは忘れないようにしてください。
次にマツムシを引き寄せるためのエサです。
マツムシは鳴き声が大きく特徴的なので、鳴き声で大体の居場所は見当がつきます。
そこにエサを突き刺した竹串を用意し、土に突き立てます。エサはキュウリやナスなどの生野菜がオススメです。
実際に飼育を始めたら、ドッグフードや煮干しなどの動物質のものも与えるようにしましょう。
竹串のエサを食べ始めたら、そのまま竹串ごと虫カゴに入れてしまえばOKです!
ちなみに夜の街灯や自販機の灯りに群がっているマツムシは、外来種のアオマツムシであることが多いようです。
必要なもの
・虫捕り網 ・虫かご ・生野菜(エサ) ・竹串 |
オスは簡単に見つかるけどメスが捕まらない場合は?
マツムシを採集している人にとって、メスを見つけて捕まえることは非常に大変なことです。
オスはすぐに見つかるし採集も簡単なのに、メスはどうしても捕まらない…とお悩みではないですか?
そこでメスの捕まえ方を紹介していきましょう!
まず夜にマツムシが多く鳴いているスポットを見つけ、覚えておきます。
そして日中にそのスポットへもう一度出かけましょう。
多くのオスの中にメスが潜んでいることが多いようです。
夜はどうしても辺りが暗く、メスを見つけるのは容易ではありません。しっかりと周りを見渡すことのできる、日中にチャレンジしてみてください。
日中に探す場合も虫かご・捕虫網・仕掛けのためのエサ(竹串に刺した野菜)は忘れないようにしてください。
マツムシのメスはどうしてもオスと比べると生息数が圧倒的に少ないのが現状です…
数時間、地を這ってようやく1匹見つけることができた、という人もいます。
根気強く探し、捕まえることが大切なようですね。
マツムシの「マツ」って?由来
関西で松ぼっくりのことを「チンチロ」と言い、
「チンチロリン」鳴くことに由来して、
「マツムシ」と名付けられたそうです。
まとめ
今回はマツムシの採集方法について、紹介しました!
夏はカブトムシやクワガタを採集して飼育していた方も、秋にはマツムシを最終して飼育してみるのもいいですよね。
マツムシは体色は枯れ葉や枯れ草などの保護色です。見つけやすい場所は、ススキやイネ科の植物が育っている乾燥地ですが、実際に生活をしているのは生きた元気な草の上が多い。
マツムシを採集する際に必要な物は虫かご・捕虫網・竹串に刺したキュウリなどの生野菜です。この竹串をマツムシの鳴く地に刺し、おびき寄せましょう。
エサを食べ始めたらそのまま虫かごに入れます。
マツムシのメスを捕まえるのが難しい場合は、まず夜にマツムシが多く鳴いている場所を見つけ覚えておきます。
そこへ日中にもう一度出かけ、採集しましょう。
メスなかなか見つけることは難しいですが、根気強く探してみてください。