「ボーっと生きてんじゃねーよ!」
NHKのチコちゃんに叱られる!
顔を真っ赤にして目から黄色い炎を出し、頭から白い湯気を噴き出すチコちゃんの姿が浮かびますよね。
チコちゃんから出題される質問は、答えられないけれど「うん、うん。知りたい、知りたい」というものばかりで、次は何を出題してくれるの?と楽しみになります。
そんなチコちゃんの顔の表情が自然すぎて、どういう仕組みになっているのか気になっている方も多いのでは?
[アドセンス]
頭はCGで首から下が着ぐるみなの?
なぜタンスに足の小指をぶっつけるの?
自分が思っているよりも1cm外側を歩いているから pic.twitter.com/zNt8BszRLZ
— チコちゃんの名言 (@chikochanmei) 2018年10月21日
番組内では自由に動き回りクルクルと顔の表情を変えていくチコちゃん。
その動きはとっても自然で他の出演者とも普通に触れ合っていますよね。
実はチコちゃんは着ぐるみで、顔だけがCGになっているのです。
企画段階では全身CGだったチコちゃんですが、早い段階でこの着ぐるみチコちゃんに方針が定められたようです。
バーチャルでリアルな着ぐるみチコちゃんの方が断然かわいいですよね。
1回の番組収録で6台ものカメラがさまざまな角度から撮影し、45分番組に編集された後、チコちゃんの頭部をCGに置き換えていく作業に入るそうですよ。
チコちゃんの頭部を3Dスキャンしたデータを基に作られるCG用頭部モデルは、実際の着ぐるみの頭部よりひとまわり大きい設定になっているので、チコちゃんの姿になった時に実際の頭部はすっぽり隠れてはみ出すことはないそうです。
ただ、大きい分肩の一部が隠れてしまったりする苦労もあるとか。
そのCG制作は3週間ほどかかることも!
そんな大変な作業を経て、今のチコちゃんが出来上がっているのですね。
チコちゃんの表情が作られるまで
チコちゃん、目が飛び出そう!😊😊😊 pic.twitter.com/JSe4VJic6g
— tomato☕☕☕😊 (@hygeia20171010) 2018年10月23日
その感情表現はチコちゃんというキャラクターにとって大切なものなので、初放送時からCG制作の舵取りは同じ人が担当しているそうです。
リップシンクという口と音を合わせる作業もスタッフによって微妙にやり方が違ってくるため、同じ担当者が修正し統一感をもたせ、眉毛、目、口等の動きを調整して様々な表情を付けていき完成させていきます。
また表情に関する指示書はなくすべて任されているので、単純に喋っているだけでは面白くない、と表情や間の取り方をすごく大事にしているそうです。
この番組のために開発された「クルトンツール」というソフトを使って、チコちゃんのセリフから『あ・い・う・え・お』の母音を抽出して口の動きをつけて一定のレベルのリップシンクを自動生成することが出来るようになったので、スタッフの負担も軽減されたのだとか。
指示書がない分、その表情制作にも力が入るし制作サイドの感情やアイデアも多数込められるようになり、「にらめっこ」コーナーの変顔などは制作スタッフが自由にアイデアを出し合い楽しんで作り上げるコーナーになっているのではないでしょうか。
身長が小さく見えるけど、着ぐるみの中に入っている人は?
どうしてドライヤーに冷風があるの?
ドライヤーの冷風は髪の毛をツヤツヤにするため pic.twitter.com/7qQPGpeT0J
— チコちゃんの名言 (@chikochanmei) 2018年10月21日
声の担当は早々に発表されていましたが、中に入っている人に関する情報はどこを探してもありません。
NHKサイドとしては企業秘密ということなので、漏れ聞こえてこないのは、ミッキーマウスやふなっしーのように仕事柄秘密厳守の指示が行き届いているのでしょう。
それではどんな人が入っているのか想像してみることにしましょう。
まず考えられるのは「スーツアクター(アクトレス)」
中に入ってしまって誰だか分からないとは言え、アクター(アクトレス)ということは演技の出来る俳優さんですよね。
あのチコちゃんの動き。
ミッキーのような可愛らしい動きだったり、「ガチョ〜〜ン」というような昭和感溢れるコミカルな動きだったり、岡村さんやゲストの方々に突っ込む姿。
そして何より「8割アドリブ」というチコちゃんの言動に対応する瞬発力が必要です。
すべてが「チコちゃん」というキャラクターに合っていなければならないのですから。
その引き出しの多さは無限大ですよね。
[インフィード2記事内]オーディションがあって様々な要求に応えられ、演出家さんを唸らせるような演技をした人が選出されたのでしょうか。
舞台だったりテレビだったり、さまざまな場面で活躍している人にお願いしたのでしょうか。
身長的には、岡村さんやTGCでランウェイする永野芽郁さんと並んでいる姿をチェックしてみると、肩はきっと顔の中に埋もれて隠れていると思うので、小学生のように小さいわけではなく160cm以下の方なら出来ると思います。
チコちゃんになりきる演技力のある人、そして様々な年代の情報に対応する引き出しをたくさん持っている人ではないでしょうか。
もちろん、お笑いのセンスも必須です。
※声と同じ人という説もありますが・・・
ほぼ100%に近く声と動きがマッチしていることから同一人物説も出ているようですが、身長的に考えると公表168cmではちょっとムリがあるかと思います。
チコちゃんのプロフィール
なぜ花にはいろいろな色があるの?
花によって虫の好みがバラバラだから。 pic.twitter.com/iXytQTxksj
— チコちゃんの名言 (@chikochanmei) 2018年10月21日
名前:チコ・・・苗字は謎?・・・今のところ、苗字が「チ」、名前が「コ」
年齢:永遠の5歳・・・干支はチコ年
住所:港区白金(自称チコガネーゼ)山手線の内側生まれ
好きな食べ物:あらびきウィンナー
好きなタイプ:横浜ベイスターズ・筒香選手、ジョン・トラボルタ
好きなドラマ:「噂の刑事トミーとマツ」
口癖:「ボーっと生きてんじゃねーよ!」「答えられて当然だよね?」
※東京生まれの東京育ち・・・時々関西弁
※解答者からの逆質問には「チコちょっと眠い~」と逃げることあり
チコちゃんに叱られる!のトリビア
まとめ
大仏のおデコから出ているアレは毛 pic.twitter.com/UNgw0U9011
— チコちゃんbot (@zxcmskoksd2deqe) 2018年10月16日
「チコちゃんに叱られる」が高視聴率をマークしているのは、あのチコちゃんの風貌とマッチした声と表情、「チコちゃんの存在」そのものがあるからですよね。
CGを駆使したコロコロ変わる表情、クルクルくねくね動く身体、そして何よりレギュラーの岡村隆史さんやゲストもぎゃふんと言わせる受け答え。
本放送より翌日の再放送の方が視聴率が高いといいますが、土曜日は朝ドラに続いての放送なのでその関係もあるのかと思われています。
チコちゃんの声はご存知ボイスチェンジャーを使った「木村祐一」さん。
そう思って観ているとチコちゃんがキム兄と重なってちょっと・・・という声も聞こえていたようですが、しっかりエンドロールに出ていますし、あのキム兄のトーク術があってこその「チコちゃん」ですからね。
現在の技術だったらリアルタイムでのチコちゃんもアリなのでは?という話も出ているそうですが、バーチャルセット設備のあるスタジオを毎回使えるわけではないので実現していないとのことなので、近い将来、特番として生放送でお茶の間の人とやりとりをするチコちゃんに会えるかもしれませんね。