健康に良いと注目を浴びているオメガ3脂肪酸は、植物由来のα-リノレン酸(ALA)は青魚の脂肪分に多く含まれるDHA、EPAと同じ仲間の脂肪酸。
体内で生成されないため、食物によって摂取するしかない必須脂肪酸とも呼ばれていて、人間の正常な機能に必要不可欠な成分です。
健康に良いものでありながら自然に摂取出来ないのなら、自ら探して選んで摂るしかないですよね。
もちろん、真っ先にたどり着くのはサプリメント。
一番簡単に摂取出来そうですが、料金的なこともさることながら、ただ飲むだけじゃ味気なくてつまらないですよね。
そこで、簡単に手に入り、簡単に摂取出来そうな【ナッツ】に注目してみました。
ナッツといえば、クルミ・アーモンド・ヘーゼルナッツ・マカデミアナッツといろいろありますが、一般的に手に入りやすいのは、クルミとアーモンドでしょうか。
クルミとアーモンドのカロリー、栄養素、オメガ3などについてご紹介します。
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目次
クルミ vs アーモンド! 25gのカロリーと栄養素は?
※25gは大体ひとつかみの量です。
クルミは約7~8粒、アーモンドは約20~25粒が25gです。
カロリー
クルミとアーモンド、25gのカロリー。
【クルミ】・・・約165 kcal
【アーモンド】・・・約150 kcal
カロリーはクルミの方がちょっと高めですね。
栄養素
では、栄養素は?
【クルミ】は、ポリフェノールが多く含まれていて、その量はリンゴジュース1杯、赤ワイン1杯の含有量を上回ります。
たったのひとつかみですごいですよね。
また、各種ビタミンやミネラルをはじめ、食物繊維など健康維持・増進に必要な成分が豊富に含まれています。
コレステロールゼロ、低糖質でグルテンフリーなので、バランス良く栄養素を補給出来る食材。
【アーモンド】に含まれるビタミンEは、ゴマの約300倍。かぼちゃの約5倍。食物繊維はキャベツの約5倍!
さらに血液をサラサラにするオレイン酸も豊富で、驚くほど栄養価が高い食材。
女性にとって、お通じをスムーズにしてくれる食物繊維の多さは魅力大ですよね。
クルミ vs アーモンド! オメガ3脂肪酸の含有量はどちらが上?
ダントツ!
ナッツ類で一番多くオメガ3脂肪酸を含んでいるのはクルミ。
実は、アーモンドはほとんど含まれていないようです。
必須脂肪酸と呼ばれているα-リノレン酸のオメガ3脂肪酸を摂取するなら、クルミが最適ということですね。
オメガ3脂肪酸を摂取すると美肌につながる?
オメガ3脂肪酸を摂取することで血管が拡張され、血流が良くなって血液の循環をスムーズにしてくれるので、肌に栄養分が運ばれ皮膚の細胞の新陳代謝が活発になり、肌を美しくしてくれるのです。
その機能を果たしてくれるオメガ3脂肪酸が不足したらどうなるか。
栄養分が運ばれなくなり、新陳代謝が悪くなって、肌が荒れてしまうことが考えられるでしょう。
シミやシワが増えて気になる、という方は、紫外線やストレスなどによって増えすぎた活性酸素が原因です。
この活性酸素を防ぐ効果があるのがビタミンE。
ビタミンEを多く含むのは、アーモンドでしたよね。そのアーモンドを摂取することで、細胞などを劣化させる糖化の原因であるAGEという老化物質を減少させることができます。
ということで、美肌には【クルミ】、シミ・シワには【アーモンド】がおすすめです。
ナッツの取りすぎに注意
良質な脂質が含まれているナッツですが、積極的に大量に食べようとするのは間違いです。
カロリーが高いので摂取量に注意しましょう。
効果を期待して1日100粒とか食べないように気を付けましょう。
クルミはオメガ3脂肪酸をナッツの中では一番多く含んではいるのですが、その量は菜種油程度で、その約5倍ものオメガ6系脂肪酸を含んでいるのです。
オメガ3脂肪酸もオメガ6脂肪酸も体内で作り出せない「必須脂肪酸」ですが、オメガ6脂肪酸は加工食品などで多く使われていて、知らないうちに摂取していて過剰摂取による健康被害の恐れが指摘されています。
1日の適量はクルミもアーモンドも25g。ひとつかみの量です。
まとめ
血液をさらさらにして動脈硬化を抑制する効果のあるα-リノレン酸は、心筋梗塞や脳梗塞の予防・改善。
悪玉コレステロールを減らす効果のあるオレイン酸は、生活習慣病の予防が期待できる。
ということで、やっぱりオメガ3脂肪酸が不足がちな日本人は、積極的にクルミを食べた方が良さそうですね。
ナッツに含まれている不飽和脂肪酸は酸化しやすいので、開封したら密閉容器に入れて冷蔵庫で保存し、早めに食べることをお忘れなく。
タグ : クルミ vs アーモンド, くるみ 25g 何粒