近年、台風や地震などの影響で停電が起きたというニュースをよく耳にするようになりましたよね。
停電すると影響を受けてしまう家電といえば、冷蔵庫ではないでしょうか。
しかし停電が起きてしまうと冷蔵庫は食材などを冷やすことができなくなり、ただの箱と化してしまいます。
ここで心配なのが冷凍庫で冷やしている冷凍食品です。
停電になり冷やすことができなくなった冷凍食品は再冷凍し、もう一度食べることができるようになるのでしょうか?
また、停電で使えなくなってしまった冷蔵庫の中身は何時間まで保管しておくことができるのか。
さらに停電で長時間冷蔵庫が使えなくなってしまった時に役立つ情報を紹介していきたいと思います。
自然災害は突然訪れるものです。もしもの時に備えて、準備しておきましょう!
冷凍食品は再冷凍していい?
ここでは、停電で冷やすことができなくなってしまった冷凍食品を再冷凍することができるのか、について紹介していきたいと思います。
結論から言いますと、冷凍庫の冷凍食品が解凍してしまった場合、再冷凍することはオススメできません。
お家にある冷凍食品のパッケージを注目してみると、一度解凍した製品は再冷凍しないでください、という注意書きが記載されていることが多いです。
解凍してしまった食品には、外気との温度変化により水滴がつきます。
この水滴が食品の中まで浸透していくことで、どんどん品質を下げていく原因となります。
もう一度冷凍したからと言って品質が戻ることはありません。食感や風味が変わってしまったり、雑菌の繁殖により食品の腐敗を進めていくことも起きてしまいます。
美味しくなくなってしまう上に、食中毒などの危険性も高まってしまい、再冷凍することにより良いことは起きません。
解凍した食品を再冷凍することはしないようにしましょう。
停電で冷蔵庫が使えなかったとき、中身は何時間まで大丈夫?
まずは、停電で冷蔵庫が使えなくなってしまったとき、冷蔵庫の中身は何時間まで無事に保管することができるのか、解説していきましょう。
まず冷蔵庫が冷えている状態で停電が起き、冷蔵庫のドアを全く開閉しなかった場合は「2~3時間程度」中身を冷やし続けてくれます。
それから少しずつ庫内の温度は上昇していきます。
ちなみに冷凍庫も同じことが言えるようです。冷凍庫の中に保冷剤を入れておくことで、さらに庫内の温度の上昇を緩やかにしてくれます。
冷蔵庫の中身ですが、冷蔵庫が冷えている状態である2~3時間は大丈夫です。
しかし、肉や魚などの生ものはできるだけ早めに熱を通し、加熱調理をしておくことをオススメします。
もしガスが止まっているなどで加熱調理ができない場合は、もったいないですが処分しなければいけないでしょう。
野菜に関しては、冬場は屋外で保管すると良いですよ。
夏場は室温にもよりますが、傷みが早くなります。
日陰の風通しの良い場所で保管するようにしましょう。
停電で長時間冷蔵庫が使えないときはこうする!
停電が短時間で終われば良いのですが、電力の供給源がダメになってしまった場合は丸1日以上も冷蔵庫が使えない、なんてこともあります。
そうなってしまうと、冷蔵庫の中身を全て諦めなければならなくなってしまう…そんな状態になってしまうことも考えられます。
しかし、全部諦めるなんてもったいないですよね。そこで対策を行いましょう!
慌ててクーラーボックスや保冷剤を詰めた箱に移そう!なんて思うかもしれませんが、実は正しい対策ではないのです。
一番良い対策方法は、冷蔵庫を開けないこと!
冷蔵庫を開けることにより、外気が庫内に入り一気に気温を上昇させてしまう一因となります。
中身が気になる気持ちはわかりますが、停電が復旧するまでは食材のためにも冷蔵庫を開けないようにしましょう。
この方法で、30時間以上も停電していたのに冷蔵庫の中身が平気だった!という報告もあるそうです。
まとめ
今回は、停電が起きてしまった際の注意点をまとめてみましたがいかがでしたか?
冷凍庫の中身が溶けてしまっても決して再冷凍はしないようにしましょう。
食中毒を防ぐためにも絶対にしないでくださいね。
冷蔵庫は2~3時間は冷やした状態で保管することができます。
停電が3時間以上続くような状態であれば、生ものは加熱調理をしておくようにしましょう。
もし停電が起きてしまった時は、決して冷蔵庫を開けないようにしておきます。
中身を安全に保存しておくための対策方法ですよ。